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1954年 ロールスロイス シルバーレイス 鍵製作作業

2013/02/12

1954年 ロールスロイス シルバーレイスです。当時の独特なヘッドライトに、ボリュームの有る、ボデーライン 素敵な車輌です。この車輌 左ハンドル仕様なので、どこへ輸出されて、日本へ来たのか?作業内容ですが、現在使用中の キーに、クラックが入っていて 今にも折れそうなのでキーを作って欲しいのと、トランクのキーが、無い 、さらに左リアサイドに意味不明の シリンダー(電気的なキースイッチ)のキーが無いので、製作して欲しいの、依頼でした。折れそうな純正のキーは、簡単に製作完了。それとトランクのキーも簡単に製作完了。しかし 意味不明なシリンダーのキー製作に 大ハマリ。まずは、シリンダーに差し込み可能な キーブランク探し 開始。

これじゃないかと、作業車から、数本持ってシリンダーに差すが、全く 入らない、手間が掛かるのでシリンダーを車輌から取り外して作業車内に持ち込み キーブランク探し、やっと刺さるキーを発見、けれど キーブランクの長さが、短い・・加工して何とか回るキーを製作、けど何か 納得しない、専門的な話になりますが、上下 各5枚のディスクが、有る。このシリンダーで、10カット?  片面に10カットを入れることが、出来ない。これがGMの10カットなら理解できるが、数本試し切りをしたがスムーズに回らない。とうとう キーブランクの残り わずかになり、作業断念、正しいキーを3本製作依頼なので、一旦 シリンダーを持ち帰って 再製作に。   帰りの車中で、色々考えながら運転。 パッと、ひらめき!!!   そうだ、 この車輌は、1954年のロールスロイスなのだと。・・・・帰宅後 キー製作    ひらめきにより、スムーズにキー製作完了。 午前11時から、午後4時まで、現場で悩んで、帰宅後  30分で完了、なぜに現場で 気づかなかったのか 悔やまれる。

 

車輌前方  50年以上前の生産                 グラマーなリアのスタイル

車内(左ハンドル仕様 珍しい)               IGNスイッチ付近  スターターは、プッシュボタン

ドアシリンダー                          助手席側グローブBOXシリンダー

エンジンフードロック シリンダー               ガスキャップ シリンダー

トランクシリンダー                        鍵の製作は、完了

問題の、意味不明のシリンダー                シリンダー 拡大

キー製作完了                             右へ90度 回っています。

最初に試したリバーシブルキーブランク失敗作        製作成功のキー リバーシブルでは、有りません

 

キー製作の答えは、わかりますか?最初に試したキーブランクは、たまたま鍵穴に入ったためにこのブランクで

製作を試みたのですが納得出来ないキーが出来上がったので、悩んでしまいました。

帰りの車中でのひらめきとは、この車輌の製造が1954年式だと言ううことです。

この当時の車両にリバーシブルキーは存在していないとの ひらめきでした。

リバーシブルでないキーブランクを探して、発見(1950~60年代のFIAT用のキー)片面に、5カット もう片面に5カットを入れれば

合計10カットのキーになります。

 現行の車輌のキー製作を多く しているために キー選択を失敗してしまいました。 これが回答です。

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シーザートレーディングさんにて、扱っています。凄い車輌が多数在庫していますよ。

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